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国土交通省型式承認・船舶用救命器具メーカー

TEL: 03-3447-7272

〒108-0071 東京都港区白金台1-5-5

FAQFAQ

よくある質問

船舶用救命器具一般

Q.国土交通省の型式承認ってなんですか?

A.船舶用救命器具は国土交通省が主管庁です。

救命胴衣は使用目的によって国際条約・国内法などにより基準が設けられています。その基準に沿って、材料の選択や救命胴衣の性能試験を行います。それに合格した製品が国の型式承認を得ることができます。
型式承認を得た製品は、国土交通省の指定検定機関である「一財)日本舶用品検定協会」(HK)または「日本小型船舶検査機構」(JCI)の製品検査を受け、合格した製品に合格印(桜マーク)が押印され、完成品となります。

Q.桜マークは永久に有効ですか?

A.桜マークは、初回の定期的検査(特別検査を除く)が省略となります。それ以降は定期的に行われる船舶検査で検査され、検査官が救命器具に破損や綻び等の外傷または、浮力が明らかに不足していることを指摘され新しいものと交換するように指示をされた場合は、それに従わなければなりません。

Q.救命胴衣には有効期限がありますか?

A.有効期限はありません。

それは使用頻度、使用環境、保管状況によって違いがあるからです。ただし、使用せずに保管をしていても形ある物には必ず経年劣化がございますので、あまりにも古い製品はご使用にならず、新しいものと交換することをお勧めいたします。

Q.膨脹式救命胴衣には使用期限はありますか?

A.ありません。
  ただし、他の製品同様、ご使用前に必ず点検を行ってから使用してください。

特に膨脹式救命胴衣は膨脹させてみないと「気室」が有効か否か判断がつきません。ご使用前に必ず補助送気管から気室に空気を入れて、気室に損傷がないかを確認してからご使用ください。

Q.膨脹式救命胴衣に使用されている「スプール(水分感知具)」に使用期限はありますか?

A.1年をめどに交換することを推奨しております。

スプールの水分を感知する部分は特殊な和紙で出来ています。和紙はカラカラに乾いてしまうと水分を吸収しにくくなってしまいます。この和紙も同様で1年経つとカラカラに乾いてしまい水分を感知しにくくなってしまい、膨脹するまで30秒以上かかってしまうケースがあります。
スプールは再利用できませんので救命胴衣が膨脹した際には、新しいものと交換する必要があります。

Q.膨脹式救命胴衣に使用されている「ガスボンベ」に使用期限はありますか?

A.弊社で使用しているガスボンベはメッキ加工が施されていますが、ご使用になる前に外観検査を行っていただき、錆が発生していなければそのままご使用いただくことは可能です。また、ガスボンベの表面に「GW**g」と標記されているは、製造時の個体の総重量になります。ガスボンベを救命胴衣から外していただき、重量を計りその重さが表記の重量を下回っていなければ、そのガスボンベは有効なものと言えます。
ガスボンベは再利用できませんので救命胴衣が膨脹した際には、新しいものと交換する必要があります。

Q.「初期浮力」とはなんですか?

A.「初期浮力」とは、製品に鉄の錘(おもり)を吊り下げ淡水に浮かばせた時、何kgまで浮かべられるかを計測した時の値です。型式承認試験基準では、小型船舶用救命胴衣/作業用救命衣では大人用は7.5kg以上、小型船舶用救命胴衣の体重40kg以上の小児用は7.5kg以上・体重15kg以上40kg未満の小児用は5.0kg以上・体重15kg未満の小児用は4.0kg以上、小型船舶用浮力補助具は5.85kg以上と規定され、24時間後も前記基準値以上の浮力を保持できなければなりません。詳しくはこちらのページをご参照ください。

Q.体重は何キロの人まで対応していますか?

A.よく「体重100kg以上の人に対応した救命胴衣はありますか?」というご質問を受けますが、救命胴衣に適応体重はありません。基本的にファスナーやバックル・紐など体に固定するための器具がきちんと留められれば、その救命胴衣は有効なものと判断できます。 逆にファスナーやバックルなどが体に合わずに留められない場合は、その救命胴衣は有効ではありません。水中で脱げてしまい、救命胴衣としての役目を果たさないからです。きちんと体に合った救命胴衣を選ぶことが必要です。
その他の留意点として、工事関係者の方などの場合、「何かしらの工具を体に装着」「安全靴などを着用している」やレジャーの場合「ポケットに何か重いものは入っていないか」等が重要なポイントとなります。これらの要因は浮力に大きな影響を与えるからです。
しかし、小児用の救命胴衣には体重の規定があります。それは大人に比べ頭が体に対して大きいからです。体重15kg未満の幼児用は4kg以上、15kg以上40kg未満の子供用は5kg以上、40kg以上の子供用は7.5kg以上の浮力と規定されています。