項 目 | 固型浮力体 | 気体封入式浮力体(空気密封式浮力体) | 呼気併用式 | 膨脹浮力体 |
浮力源 | ポリエチレンやポリプロピレン、スチロール等を発泡させたもの | 樹脂で形成されたフィルム等で気室を作り、その中に気体を封入したもの | 救命胴衣の浮力源として、固型浮力体と空気による気室とを併せ持ったもの。固型浮力体で6.0kg以上の浮力を確保し、水中にて呼気により救命胴衣内の浮力袋に1.5kg以上の浮力を持たせるもの | 樹脂で形成されたフィルムと生地とを貼り合わせた物で気室を作り、炭酸ガスボンベを作動させることにより気室内にガスが注入、浮力が発生するもの。 |
浮力の有無の判定方法 | 外見上から浮力の有無が判断できる | 外見上だけでの判断がある程度はつく。更に手で触ることにより、浮力の有無が判る。 | 一定の浮力を固型浮力で保持しているので、ある程度は見た目で判断できるが、トータルの性能は膨脹させて見なければ判らない。 | 標準状態での判断は不可能。膨脹させて見なければ十分な性能の判断はつかない。 |
長所 | 安価である。 浮力の判断が外見から出来る。 |
着用性・作業性が良い。複数個の気室を有しているため、その内の1つが損傷しても使用可能である。 | 固型浮力体の部分が固型式のみより少ないので固型式よりはよい。 | 普段は膨脹していない折りたたんだ状態の為、かさばらず、特に夏場は涼しい。 |
短所 | 着心地・作業性に劣る。 | 空気の気室に損傷があると使用できない。 | 空気の気室に損傷があると使用できない。固型式浮力体が多く使われている為、気体密封式や膨脹式よりは作業性・着用性に劣る。 | 空気の気室に損傷があると使用できない。膨脹させてみなければ膨らむか否かが判らない。消耗品のランニングコストが掛かる。 |
価格帯 | 5,000〜30,000円 | 15,000〜30,000円 | 16,000〜20,000円 | 15,000〜30,000円 |