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国土交通省型式承認・船舶用救命器具メーカー

TEL: 03-3447-7272

〒108-0071 東京都港区白金台1-5-5

浮力材の種類と特徴

浮力材には大きく分けて4つの種類があります。

救命胴衣の着心地の良し悪しを決めるのは浮力材です。
救命胴衣の浮力材は以前、天然材料が使われており水を吸ってしまうため、長時間浮いていることが出来ませんでした。現在は化学製品が使われるようになり、吸水率はほとんどないため、24時間以上浮いていられます。(救命胴衣の保管方法不備や使用による経年劣化を除く)
しかし、物には経年劣化が生じます。ご使用いただいているうちに、浮力材が潰れたり、救命胴衣にほつれが生じたりし、十分な浮力が確保できていないこともありますので、ご使用前には必ず点検を行い、安全の確保をお願いします。

気体密封式浮力体は、弊社独自の浮力体で「実用新案」「中小企業創造活動認定法」を取得しています。従来の固型式浮力体と異なり、少量の空気をフィルムの中に封入している為、空気が自由にフィルムの中を移動するため嵩張りません。いままでの救命胴衣の概念を変える全く新しい浮力材です。
項 目 固型浮力体 気体封入式浮力体(空気密封式浮力体) 呼気併用式 膨脹浮力体
浮力源 ポリエチレンやポリプロピレン、スチロール等を発泡させたもの 樹脂で形成されたフィルム等で気室を作り、その中に気体を封入したもの 救命胴衣の浮力源として、固型浮力体と空気による気室とを併せ持ったもの。固型浮力体で6.0kg以上の浮力を確保し、水中にて呼気により救命胴衣内の浮力袋に1.5kg以上の浮力を持たせるもの 樹脂で形成されたフィルムと生地とを貼り合わせた物で気室を作り、炭酸ガスボンベを作動させることにより気室内にガスが注入、浮力が発生するもの。
浮力の有無の判定方法 外見上から浮力の有無が判断できる 外見上だけでの判断がある程度はつく。更に手で触ることにより、浮力の有無が判る。 一定の浮力を固型浮力で保持しているので、ある程度は見た目で判断できるが、トータルの性能は膨脹させて見なければ判らない。 標準状態での判断は不可能。膨脹させて見なければ十分な性能の判断はつかない。
長所 安価である。
浮力の判断が外見から出来る。
着用性・作業性が良い。複数個の気室を有しているため、その内の1つが損傷しても使用可能である。 固型浮力体の部分が固型式のみより少ないので固型式よりはよい。 普段は膨脹していない折りたたんだ状態の為、かさばらず、特に夏場は涼しい。
短所 着心地・作業性に劣る。 空気の気室に損傷があると使用できない。 空気の気室に損傷があると使用できない。固型式浮力体が多く使われている為、気体密封式や膨脹式よりは作業性・着用性に劣る。 空気の気室に損傷があると使用できない。膨脹させてみなければ膨らむか否かが判らない。消耗品のランニングコストが掛かる。
価格帯 5,000〜30,000円 15,000〜30,000円 16,000〜20,000円 15,000〜30,000円